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みわ矯正歯科医院

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お子様の矯正治療について

2020/8/15

「うちの子は矯正治療が必要ですか?」「いつから矯正を始めればいいの?」「小さな子どもでも、装置を使えるのかしら?どんな装置を使うのかしら?」お子様の歯ならびのご相談にいらっしゃった方からよく聞かれる質問です。ここではお子様の矯正治療について考えていきたいと思います。

お子様は、成長発育によって骨格(こっかく、骨のかたち)が変化します。上の歯が埋まっている上顎骨(じょうがくこつ)は頭の骨、頭蓋骨(とうがいこつ)の一部ですから、10歳前後までに成長が終了します。一方、下の歯が埋まっている下顎骨(かがくこつ)は思春期成長スパートの時期(男子では18歳頃まで、女子では16歳頃まで)に大きく成長します。さらに歯が埋まっている歯槽骨は、成長とともに形やボリュームの変化がみられます。また、乳歯から永久歯への交換にともない、歯ならび、かみ合わせも変化します。これらのことを踏まえて、矯正治療の必要性、開始時期、治療の見通しについて考える必要があります。

当院では「成長期に自然な発育を促しながら、良い歯ならびに導いてあげること」が理想的な矯正治療の方法だと考えています。発育にともなって生じる問題点を一つ一つ解決しながら、より良い永久歯咬合を育むことをゴールとしています。成長発育を利用することで、大人ではできないような良好な治療結果を生む場合もあります。

治療開始の時期は、それぞれの患者様の歯ならびの状態によって違います。心配になられた時点で、初診カウンセリングをうけられ、治療開始のタイミングをご相談されるのがよいでしょう。小学生の場合、不正のみられる部分に対する治療をまず行い、歯の生え変わりやあごの骨の成長をまって、永久歯の本格矯正治療を行うという二段構えの進め方が望ましい場合もあります。

お子様の矯正治療には、ご家族や周囲の方のご理解とご協力が不可欠です。初診カウンセリングでは、お子様の普段のおうちでの様子、学校生活や部活動・習い事などのライフスタイル、ご本人の思いやお父様お母様の希望、将来の見通し(進学や転居等)などをお聞きして、治療プランについてご相談させていただきます。お子様の歯ならびについて心配しておられる方(お父様、お母様、御兄弟、おじいさま、おばあさま等)がいらっしゃいましたら、ぜひご一緒に御来院ください。

当院で矯正治療された患者様が、今度はお子様の歯並びのご相談にいらっしゃる、そんなケースが最近増えています。いつか、大人になったとき、親になったとき、「自分の子どもにも受けさせたい」「大切な人にすすめたい」そう思っていただけるように、当院では患者様との「信頼関係」を一番大切にしています。